無線従事者資格を取得するためには、次の3つの方法があります。
ここでは、第1級陸上特殊無線技士(一陸特)、第2級陸上特殊無線技士(二陸特)、第3級陸上特殊無線技士(三陸特)の取得方法についてお知らせします。
無線従事者資格の取得方法
1、国家試験に合格する
資格ごとに行われる国家試験に合格することにより、無線従事者資格を取得できます。
無線従事者資格の国家試験は、
指定試験機関の公益財団法人日本無線協会で実施しています。
2、養成課程を修了する
無線従事者の養成課程とは、総務大臣が認定した者(団体)が、無線従事者として求められる知識・技能の習得を目的として行う講習をいいます。
養成課程の受講者は、講習を修了することにより国家試験を受けることなく無線従事者資格を取得できます。
国家試験は受けることはありませんが、講習会を受講して「終了試験」があります。終了試験に合格することにより、国家試験が免除となります。
3、学校で無線通信に関する科目を修めて卒業する
無線通信に関する科目を習得して大学、短期大学、高等専門学校または高等学校を卒業することによって、一定の無線従事者の資格を取得することができます。
科目履修は、従事者規則30条 に定められています。
簡単に説明すると、大学が一陸特、短大か高専が二陸特、高校が三陸特です。
無線通信に関する科目を履修しておくことが必要です。
資格取得の方法は人それぞれ
資格取得には、上記3つの方法がありますが、
勉強できる時間と気持ちの余裕(試験日に近づくと少々焦るので)がある方は、
1の独学という方法で国家試験に合格するのがいいかと思います。
しかし、短期間で集中して取得したい方や独学が難しい方や
理工学系でない計算が苦手な文系の方が受験するには、
2の養成課程を受講するのがオススメです。
おすすめの二陸特・三陸特の養成課程講習会
養成課程は認定を受けた様々な企業が開講していますが、特技ラボが特におすすめする講習会がこちら。
特に第2級陸上特殊無線技士(二陸特)、第3級陸上特殊無線技士(三陸特)の
養成課程に力を入れている 株式会社QCQ企画様の「特殊無線技士養成課程講習会」。
こちらの講習会は、株式会社QCQ企画様が所管の総合通信局の認定を受けており、
省令等で定められた時間・内容の授業と、最後に修了試験を行うものです。
講習会は各地域の都市部を中心に実施されています。
講習会の日程もこちらのバナーからチェックしてみてください!
養成課程講習会にかかる日にち
養成課程の講習会は下記の日にちがかかります。
- 一陸特:8日
- 二陸特:2日
- 三陸特:1日
講習会が7日ある第1級陸上特殊無線技士(一陸特)の養成課程は、
公益財団法人日本無線協会で実施しています。
一陸特を独学の方へ。通信講座と直前対策講習会
第1級陸上特殊無線技士(一陸特)の養成課程はちょっと難しいという方へ。先ほどご紹介した株式会社QCQ企画様のホームページで通信講座と直前対策講習会を見つけました!
一陸特の「通信講座」
以下、株式会社QCQ企画様のホームページから抜粋させていただきました。
専用教材として企画・編集されたオリジナル・テキストを採用、その他、充実の補助教材により、国家試験への備えは万全です。
一陸特の「直前対策講習会(資料のみ)」
以下、株式会社QCQ企画様のホームページから抜粋させていただきました。講習会ではなく、資料のみのようです。
「直前対策資料」には、送付教材の中から、該当期の国家試験に出題が予想される問題を一覧にまとめた「問題チェック表」を収録、出題予想の的中率は70%を超えております。
さいごに
無線従事者資格を取得するためには、3つの方法がありますとお伝えしてきましたが、特殊無線技士の最上位資格である第1級陸上特殊無線技士(一陸特)を取得するために「独学」という選択をされている方も多いかと思います。
「独学」という方法で勉強を進めていくうちに、計算問題や法規などで理解できない問題にぶつかる時もあるかと思います。
その時には通信講座や直前対策を受講して、
質問できる環境を自分に用意してあげるといいかなと思います。
合格への道は人それぞれ。自分にあった勉強法で目標の合格を目指そう!